研究に関する倫理審査受審のお願い
一般社団法人日本臨床栄養代謝学会
倫理・利益相反委員会
委員長 鷲澤 尚宏
一般社団法人日本臨床栄養代謝学会では、研究内容に関する倫理審査を受けていただき、承認番号を添えて論文投稿や学術集会(年次集会、支部学術集会の両方)でのご発表をいただくことになっています。
栄養管理に関する実践活動や調査などを職場業務の一環として実施される場合には、倫理審査委員会の審査は必ずしも必要ではありませんが、活動や調査の結果について、学術集会での発表や学会誌等への公表を予定される場合は、倫理審査を受ける必要があります。同じく、通常の診療内容を症例報告として発表される場合は必ずしも審査を受ける必要はありませんが、この場合でも基本的に患者さんの承諾を得る必要があります。研究のテーマが新しい方法(食品や調理の改善等)の導入効果等である場合は「研究性」がありますから、倫理審査を受ける必要があります。
承認を得るのに相応しい委員会の基準は、厚生労働省倫理審査委員会報告システムに登録されている委員会です。研究倫理審査委員会報告システムで確認し、リストに無い場合は新たに登録するか、または、登録されている共同研究者の施設で審査を受けてください。
所属機関に倫理審査委員会が設置されていない場合でも、地域の現状を理解されている各支部、各地域の施設から共同研究者を募って、その所属機関に審査を依頼してください。これらが難しいと判断された場合は、当学会倫理利益相反委員会へご連絡くだされば、対策を検討いたします。
早期に着手いただけますよう、お願い申し上げます。